* 第九章 [何とか[ビュー]・何とか[ボックス]・何とか[ボタン]ってなに?] ソフトの設定や、ファイルを保存するときなど、また、ダウンロードをするときなどに、 [ツリービュー]・[リストビュー]・[テキストボックス]・[リストボックス]・[コンボボックス]・ [チェックボックス]・[ラジオボタン]・[プッシュボタン]・[スピンボタン]・[タブコントロール]・ [トラックバー]などのパソコン用語が出てくると思います。 その用語について、邯鄲に説明してみます。 まず、[ビュー]について説明致します。 [ビュー]には、[ツリービュー]と[リストビュー]という二つがあります。 [ビュー]には、[景色]や、[眺め]という意味があり、[ツリー]は、[樹木状になっている]という意味があります。 また、[リスト]は、[一覧表]という意味があります。 この単語を合わせると、[ツリービュー]は、[樹木状になっている表示画面]、 [リストビュー]は、[一覧表の表示画面]となります。 ツリービューが、全体を表示するのに対して、リストビューは一つのフォルダの中しか表示しません。 ですから、ツリービューはフォルダの構造全体を表示している画面で、 リストビューは、一つのフォルダの中だけの一覧を表示している画面になります。 次に、[ボックス]について説明します。 [ボックス]には、[テキストボックス]・[リストボックス]・[コンボボックス]・[チェックボックス]の4つがあります。 [ボックス]とは、箱のことです。 パソコンの場合、ボックスと名前がつくところは入力したり、選択したりする箱形の場所になります。 [テキストボックス]は、操作画面で文字を入力するための長方形の領域です。 ファイル名などを入力する時は、1行だけ入力できる、横に長い短冊形のテキストボックスで、 一方、長い文章などを入力する場合は、複数行にわたって入力できる箱型のテキストボックスになります。 普通は、[テキストボックス]というものを指す場合には、、5から6行程度までの箱型の入力するための領域を言います。 [リストボックス]は、文字を入力するのではなく、操作画面であらかじめ用意された選択肢の中から、 1つの項目を選択するための短冊状の領域になります。 ですから[リストボックス]とは、一覧表から選択するための箱形の領域という意味になります。 中には、1つだけを選択するのではなく、複数の項目を選択するものもあります。 キーボードを使って選択する時は、通常、上下矢印キーを使いますが、左右矢印キーや、[Tabキー]を使うこともあります。 [コンボボックス]は、文字の入力もできますし、あらかじめ用意された選択肢から選ぶこともできます。 [コンボ]とは、合わせるという意味があり、上記で説明しました[テキストボックス]と、 [リストボックス]の二つを合わせたものです。 [チェックボックス]は、[チェックボタン]とも呼ぶことがありますが、 画面上には小さな白い正方形の形が並んで表示されています。 チェックを入れると、カタカナの[レ]によく似たチェックマークがついて表示されます。 このチェックマークを入れたり外したりすることによって、[はい]・[いいえ]の意思表示をするのに使います。 一つのチェックボックスは、一つの項目に対応していて、その項目に[はい]と答える場合はチェックを入れ、 [いいえ]と答える場合はチェックを外します。 チェックボックスは複数の選択肢からあてはまるものを全て選ぶ場合にも使用します。 チェックマークをつけたり外したりするときには、通常は[Spaceキー]を使って行いますが、 [Enterキー]を使用する場合もあります。 続いて[ボタン]について説明してみます。 [ボタン]には、[ラジオボタン]・[プッシュボタン]・[スピンボタン]の3つがあります。 [ラジオボタン]は、画面上に小さな平たい円状のものが幾つか表示されています。 [ラジオボタン]は、丸印で表現されます。 この丸印が、選択状態なら、丸の中に塗りつぶされた丸が入って表示されます。 ボタンの中を、塗りつぶしたり空白にしたりすることによって、[はい]・[いいえ]の意思表示をするときに使います。 複数の選択肢の中から、1つだけを選択する場合に使うボタンです。 チェックマークをつけたり外したりする時には、通常は[Spaceキー]を使って行いますが、 [Enterキー]を使用する場合もあります。 [プッシュボタン]は、画面に表示される形は様々です。 [プッシュボタン]は、チェックをつけたりするものではなく、何か特定の目的をを行おうとするときに使用します。 例えば、ある[プッシュボタン]を押すことによって、別の画面を表示させたり、 プログラムを起動したり、終了させたりします。 よく耳にする[OK]や、[キャンセル]も[プッシュボタン]の一つです。 PCトーカー系では、「画面の読み方」の設定で、[項目の説明をする]のチェックが入っていない場合は、 [プッシュボタン]と読み上げずに、そのまま[確認]と読み上げてしまいます。 [プッシュボタン]の操作は、[Enterキー]を使用します。 [スピンボタン]は、画面には、小さなテキストボックスと、上下に、三角形マークのついたボタンと、 逆三角形マークのついたボタンが一つずつ縦に並んで表示されています。 この[スピンボタン]は、数値の増減をさせるのに使用します。 小さなテキストボックスに、直接数値を入力することも出来ますし、三角形のマークのついたボタンを上下させることによって、 数値を増やしたり、減らしたりすることも出来ます。 キーボードの操作では、、直接数値を入力するか、上下矢印キーを使って行います。 最後に[タブコントロール]と、[トラックバー]について説明します。 まず、[タブコントロール]ですが、タブってついていますので、[Tabキー]と関係があるのかなと思いがちですが、 直接には関係はありません。 [タブ]とは、[引っ張ったり、つるしたりするためのつまみ]という意味があり、 パソコンでの[タブ]は、[画面のツマミ]と言えます。 そして、[コントロール]は、[制御]という意味がありますので、二つを合わせると、 [画面を制御するためのつまみ]ということになります。 ソフトの設定をするときに、いくつかの設定画面になっていることがあります。 その一つ一つの設定画面には、更に細かく設定する項目があります。 そういう、複数の項目別にある設定画面を[タブコントロール]といいます。 タブには、それぞれ項目の表題が表示されていて、それぞれのタブを選択すると、その設定内容に関する画面が表示されます。 [タブコントロール]の画面を切り替えるときには、[何とかのタブ]と聞こえたところで、 左右矢印キー、もしくは[Ctrlキー プラス Tabキー]で画面の切り替えができます。 切り替わった画面の中での 項目移動は[Tabキー]で行います。 では、最後に[トラックバー]ですが、陸上競技でトラックという言葉を聞いたことがあると思いますが、 そのトラックは現在のように楕円型ではなく、もともとは直線だったんです。 このラインのことを、トラックと呼び、トラックは[線の上]という意味があります。 また、[バー]は、これも陸上競技の走り高跳びで使用される、横棒のことを[バー]と呼びますが、 [バー]とは、[横棒とか、棒状のもの]という意味があります。 ですから、二つの意味を合わせると、[線上にある棒状のもの]となります。 パソコンの画面でも、同じようなものが表示されています。 ステレオなどと同じように、音楽を聴くためのソフトなどで、 音量を調節したり、バランスを調節したりするときなどに使用します。 パソコンの操作では、音量などを上げるには、[上矢印キー]、または[右矢印キー]で行います。 逆に、下げる場合には、[下矢印キー]、または[左矢印キー]で行います。 バランスは、左によせたければ左矢印キーを、右によせたければ、右矢印キーを使って行います。 以上、パソコンを操作するときに、よく耳にする用語について邯鄲に説明をしてみましたが、いかがだったでしょうか? 用語の意味が、少しでも理解できると、何となくではありますが、 パソコンを操作するときのイメージができるのではないでしょうか?