** 第八章 編集編 1 [文字の挿入と、削除] 文書入力中に、誤字を訂正したり脱字に気がついて文字を削除したり、文字の挿入をしたりすることがあると思います。 何もないところからの文字入力は順序よく入力することができますが、 削除とか挿入とかになると、どの文字をどのように削除すればいいのか、 どの位置に挿入をすればいいのかが、とても理解しづらく迷ってしまうところです。 そのためにはカーソルの位置や、その動き方を知ることが大切になります。 カーソルは、皆様が よくご存知の点字の定規で説明しますと、枡と枡の間の仕切りの上にあります。 文字を削除するときには、[バックスペースキー]、もしくは[デリートキー]を使用して削除します。 カーソルは文字と文字の間にあり、カーソルの右の文字を読み上げます。 カーソルより前(左)の文字を削除するときには[バックスペースキー]を使い、 また、カーソルより後ろ(右)の文字を削除するときには[デリートキー]を使います。 例えば、[12345]と数字を入力します。 その中の[3]を削除するときには、行頭から右矢印キーで一文字ずつたどって行き [3]と読みあげたところで、デリートキーを使って削除します。 デリートキーは読み上げた文字を削除します。 もしここでバックスペースキーを使うと[2]が削除されてしまいます。 バックスペースキーは読み上げた文字の前(左)の文字を削除するからです。 デリートキーとバックスペースキーの使い方が理解できるようになり カーソルの位置が把握できるようになると、挿入は簡単にできるようになると思います。 カーソルのある位置に文字を入力するだけです。 例えば、[3]を削除したあとにまた[3]を挿入するときには、 行頭から右矢印キーで一文字ずつたどって行き、[4]と読みあげたところに[3]を入力します。 もし、[2]と読み上げたところに挿入すれば[2]と[1]の間に挿入されてしまいます。 上記で述べましたように、カーソルは読み上げた文字の左にあるからです。