* 「文字入力・挿入・訂正・削除」 ** 「メモ帳」を使ってのローマ字入力 まず、日本語オンにし、両手の指をホームポジションの位置に置きます。 左手は、人差し指が「F」、中指が「D」、薬指が「S」、小指は「A」、 右手は、人差し指が「J」、中指が「K」、薬指が「L」、小指は「; セミコロン」です。 そして両方の親指はスペースキーの両端に置きます。 ** 長音、促音、撥音、拗音入力 * 長音は母音の「あいうえお」で表しますが、カタカナ語などは「ー」を使います。 例 : 「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」「おとうと」「おとうさん」などですが、 「おおきい」「とおい」「こおり」は、「おうきい」「とうい」「こうり」とは書きませんので注意してください。 * 促音は、つまりのある発音です。 小さな「っ」が入っている言葉です。 「学校」「行ってきます」などですが、この場合は小さい「っ」がはいる部分に、次の子音を一つ余計に入れます。 「学校」のときは、「GAKKOU」で「K」が二つになります。 「行ってきます」は、「ITTE KIMASU」で「T」が2つになります。 小さい「っ」だから「T」を使うのではないかと勘違いされる方がいますので注意してください。 「あっ」「えっ」のように感嘆、驚きのような言葉につきます「っ」の場合は「っ」につづく子音がありませんので、促音のように子音を二つ並べてというわけにはいきません。 このようなときには「L」を使います。 「あっ」のときは「ALTU」と入力します。 「L」の次に来る文字は小さい文字で表示されます。 また、「あっ」のときは「AXTU」とLの代わりにXを入力することもできます。 * 撥音は「ん」のことですが、「N」で表します。 「N」は、ナ行に使うので「ん」のときは原則として「NN」と2つ並べて入力します。 ただし、「ん」の次の音が「A,I,U,E,O」と「N」以外であれば「N」1文字で入力できます。 * 拗音とは「今日」「注意」などです。 仮名で書くと「きょう」「ちゅうい」など小さな「ょ」「ゅ」が間に入ります。 こんな場合には、子音と母音の間に「Y」をはさみます。 「今日」は「KYOU」、「注意」は「TYUUI」となります。 ** 文字の挿入、削除  文書入力中に、誤字を訂正したり脱字に気がついて文字を削除したり、文字の挿入をしたりすることがあると思います。 何もないところからの文字入力は順序よく入力することができますが、 削除とか挿入とかになると、どの文字をどのように削除すればいいのか、どの位置に挿入をすればいいのかが、とても理解しづらく迷ってしまうところです。 そのためにはカレットの位置や、その動き方を知ることが大切になります。 文字を削除する場合には、バックスペースキー、あるいはデリートキーで削除します。 カレットは文字と文字の間にあり、カレットの右の文字を読み上げます。 カレットより前(左)の文字を削除するときにはバックスペースキー、カレットより後ろ(右)の文字を削除するときにはデリートキーを使います。 例えば、12345と数字を入力します。 その中の3を削除するときには、行頭から右矢印キーで読み上げて行き3と読みあげたところで、デリートキーを押して削除します。 デリートキーは読み上げた文字を削除します。 もしここでバックスペースキーを使うと2が削除されます。 バックスペースキーは読み上げた文字の前(左)の文字を削除します。 デリートキーとバックスペースキーの使い方が理解できるようになりカレットの位置が把握できるようになると、挿入は簡単にできるようになると思います。 カレットのある位置に文字を入力するだけです。 例えば、3を削除したあとにまた3を挿入するときには、4と読んだところに3を入力します。 もし、2と読んだところに挿入すれば2と1の間に挿入されます。 上記で述べましたように、カレットは読み上げた文字の左にあるからです。 カレットの位置とその動き方の詳しい詳細につきましては、 音声パソコン入門資料内の「カーソルとその動き方」を参照してください。 ** 訂正、改行、  一旦入力した文章の中で、訂正したい部分とか文字を訂正するときには、その部分を削除して正しい文字を入力します。 そのときの削除の方法は、デリートキーかバックスペースキーで行ないますが、削除の部分が大きいときには、範囲を指定して削除します。      * 「範囲指定法」 * 基本   範囲指定したい文字の先頭にカーソルを合わせ、Shiftキーを押しながら右矢印キーで範囲指定をしたい文字まで行く * 一行の範囲指定   行頭にカーソルを合わせ、Shift + End   または、行末にカーソルを合わせ、Shift + Home * カーソルの位置から行頭   Shift + Home * カーソルの位置から行末   Shift + End * カーソルの位置から文頭   Shift + Ctrl + Home * カーソルの位置から文末   Shift + Ctrl + End * 複数行の範囲指定   範囲指定を行ないたい一番上の行の行頭にカーソルを合わせ、Shiftキーを押しながら下矢印キーで範囲したい行の一行下まで行く * 全て選択   Ctrl + A 範囲指定をした後にデリートキーで削除できます。 なお、この範囲指定でコピーや切り取りの作業も行なえます。 コピー  : Ctrl + C 切り取り : Ctrl + X 入力する場所は訂正する文字の部分に、カーソルがあることを確認して入力します。 改行は、行末、右端にカーソルがあることを確認して、[Enterキー]を押します。 一度押すと1行改行、2度押すと2行改行されます。 改行したらカーソルは左端、行頭に位置しています。 ** 英字混合の文書  日本語の中に英字が入った文章などがあります、 このようなときには、日本語変換を[Off]にして入力する方法と、日本語変換は[On]のまま左端上から4番目の[Caps Lockキー](英数キー)を押して入力する方法とがあります。 [Caps Lockキー]を1回押すと、「全角ひらがな」から「半角英数字」になります。 もう一度押すと「全角ひらがな」に戻ります。 英字の大文字入力のときには[Shiftキー]を押しながら入力したいアルファベットを押し、確定するために[Enterキー]を押します。 すべて大文字のときには[Shift + Caps Lock]で大文字入力状態になります。 元に戻すには再度[Shift + Caps Lock]を押します。 この場合にも入力後の確定のために[Enter]が必要となります。 [Enterキー]を忘れすに押してください。 なお、日本語変換[Off]の状態で英数字を入力するときには、確定のために[Enter]の必要はありません [Enterキー]を押すと改行しますので注意してください。 コメント : カーソルの位置とその動き方を理解しイメージすることはとても難しく一番戸惑われるところです。 このカーソルの位置と動き方を理解しイメージして頂く事が文字を書いたり、文字の削除をしたり、挿入をしたりするときに一番大事なポイントとなります。 カーソルの位置と動き方が理解できイメージすることができるようになれば文章の作成・編集などがスムーズに行なえるようになると思います。