* 「キーの名称とキー配置と指の使い方」 まず、次のような設定にして学習を行なうと、より効率的に学習が進められると思います。 XPリーダーをお使いの方は、Ctrl + Alt + Kで、キーコード読み上げを[On]にします。 また、PCトーカー系をお使いの方は、「F12キー」でAOKメニューを開き「アクセサリ」→「キーボードガイド」で[Enter]し、キーの名称を読み上げる設定にします。 キー読み上げを解除するには、XPリーダーをお使いの方は、Ctrl + Alt + Kで、キーコード読み上げの[On/Off]の切り替えができます。 PCトーカー系をお使いの方は、[Windows]キーを数回押すと、キー読み上げを解除することができます。 なお、PCトーカー系をお使いの方で「キーボードガイド」を「On」にした場合は、キーの名称全ての読み上げはしてくれますがパソコンの操作はできません。 XPリーダーをお使いの方で「キーコード読み上げ」を「On」にした場合は、パソコンの操作はできますが全てのキーの名称は読み上げてくれませんのでご注意ください。 ** キーの名称とキーの配置 キーボードは縦に6列、1列にキーが15から16個並んでいます。 配置は、デスクトップとノートパソコンによって若干異なりますが、上から1列目の一番左に「Esc」(エスケープ)キーがあり、 その右にファンクションキーがF1からF12まで12個、そして右に別のキーがいくつか並んでいます。 2列目は一番左の「半角/全角」キーにつづいて、数字キーが 左から1,2,3・・・7,8,9,0、−、と並んでいます。 3列、4列、5列には主に文字キーが並んでいます。 6列最下段の列は「Ctrl」キーをはじめ左から制御キーが並んでいます。 キーボードの左端のキーは上から縦に「Esc」「半角/全角」「Tab」「Caps Lock」「Shift」「Ctrl」と縦に機能キーが並んでいます。 右端はデスクトップの場合はテンキーがブロックとして縦4列、その左に機能キーのブロックが3列あり、 下のほうに方向キーのブロックがあります。 そのブロックの左側に上から「F12」「Back Space」「Enter」「Shift」「Ctrl」キーと5個並んでいます。 キーボードが沢山あって、名称も覚えにくいとは思いますが、いつも使うキーから覚えて行って頂くといいと思います。 パソコンのキーボードは押さえたまま指を離さないと、そのキーボードの信号が連続して流れます。 例えば、「A」のキーを押し続けると画面に「A」が、いくつも連続して表示されます。 キーを押したら直ぐに離すことを心がけ(オルガンではなくピアノタッチで操作して頂きましょう。) キーボードには左右の人差し指の抑えるキーがきめられていて印がついています。 キーの表面に小さなポッチが付いていて指で触るとわかるようになっています。 この位置を、ホームポジションといいます。 「F]が左人差し指、「J」が右人差し指です。 ここに人差し指を乗せて中指、薬指、小指と横に順に乗せていくと、両手に4個ずつキーが配置されます。 左手は、[F][D][S][A]、右手は、[J][K][L][セミコロン]となります。 「F]「J」は上から4列目、下から3列目にあります。 4列目の左から5個目が「F」、8個目つまり「F」の三つ隣が「J」です。 一番下の列のやや中央部分に横に長いキー(スペースキー)があり、この両端の切れ目に左右の親指を当てて、 人差し指で上に2列上がったところに「F]「J」のキーがあります。 その位置を基準にして、左右の指使いの練習を行い、キーポジションをしっかり覚えて頂きましょう。 ** 指の使い方 * 左手 [人差し指]:[F][R][F][V][F] [中指]  :[D][E][D][C][D] [薬指]  :[S][W][S][X][S] [小指]  :[A][Q][A][Z][A] [人差し指]:右[G]右上[T]右下[B][F][G][F][T][F][B][F] * 右手 [人差し指]:[J][U][J][M][J] [中指]  :[K][I][K][カンマ][K] [薬指]  :[L][O][L][ピリオド][L] [小指]  :[セミコロン][P][セミコロン][スラッシュ][セミコロン] [人差し指]:左[H]左上[Y]左下[N][J][H][J][Y][J][N][J] * 数字キーの位置 左手小指ホームポジションの2段上が[1]、 右手薬指の2段上が「0」となります。 ** 主な機能キー * [Esc] : 命令や操作を中断します。 * [F1]〜[F12] : いろいろな機能が割り当てられています。   例:[ヘルプ・半角/全角・日本語入力システムの起動、停止]など。 * [Shift][Ctrl][Alt] : 他のキーと組み合わせて使います。 * [Tab] : 入力の切り替えなどを行ないます。 * [Space] : 文字入力時の空白を入れたり、日本語入力の漢字変換を行ないます。 * [Enter] : 操作を確定します。 * [BackSpace] : 文字入力時、現位置の左の文字を削除します。 * [Delete] : 文字入力時、現位置の右側の文字を削除します。   ファイルの削除なども行ないます。 * [Windows] : スタートメニューを表示します。 詳しくは、「[Windows]ショートカットキー一覧表」を参照してください。 コメント : 私たち視力障害者が音声ソフトを頼りにパソコンを操作するためには、 この段階をきちんとした形でクリアすることが最も重要で最低限必要なことになります。 キーの名称やキーポジションを覚えることができなければ次の段階に進んだときに戸惑ってしまい行き詰ってしまうことになると思います。 ですから、この段階をきちんとした形で通過して頂くことがパソコンの操作を上達させる近道になると思います。