* 「カーソルの位置とその動き方」 カーソルとは、画面上でテキストなどを入力するときに、その位置を示すマークのことです。 私たちが文章を書いたり、読んだりするときにその作業に合わせ画面上ではカーソルも連動して移動しています。 カーソルの位置をイメージ するには、皆さんもよくご存知の点字の定規でいえばマスとマスの間にある仕切りがカーソルの位置になります。 左右矢印キーで一文字ずつ 移動させて行くとカーソルの右側の文字を読み上げてくれます。 カーソルは読み上げた文字の上にあるように思われがちですが、読み上げた文字の上ではなく、文字と文字の間にあります。 ですから、デリートキーはカーソルの右の文字を、バックスペースキーはカーソルの左の文字を削除します。 また、上下矢印キーで一行読みをさせて行くときのカーソルの位置は行頭の左側にあります。 読み上げは行頭から行末まで行ないますが、読み上げに連動してカーソルは移動しません。 カーソルの位置は行頭の左側のままです。 これも勘違いしやすいので、覚えておくと便利です。 行頭から行末まで読み上げて行くのは音声ソフトの読み上げ機能で、その設定法によるものです。 また、全文読みをしてくれるのも音声ソフトの機能によるものですが、メールソフトやエディタの機能により、 また、音声ソフトの読み上げさせ方によってもカーソルの動き方は違ってきます。 例えば、MMメールでメールを全文読みさせるときのカーソルの動きは、行頭の左側にあり、 一行読み終わると、一行下の行頭の左に移っていき、その繰り返しをしながら、 カーソルは行頭の左側を最下行まで移動しながら全文を読み上げて行きます。 また、PCトーカーのコマンドを使いメモ帳の全文読みを行なうと、カーソルの位置は現位置から動かずに全文を読み上げて行きます。 このようにそれぞれの条件によってカーソルの動きは異なります。 また、行の途中にカーソルがある場合、例えば、行の10文字目の左側にあるとしますと、 上下矢印キーで行変えしても、行変えした行の行頭の左に移動するのではなく、行変えする前の行と同じ、 行変えをした行の10文字目の左に移動します。 以上のような動きでカーソルは移動して行きます。 その動きと位置をイメージできるようになると色んな作業がスムーズに行なえるようになると思います。