* 「ダイアログボックス」 ダイアログボックスとは、パソコンの電源を切るときや、ファイルに名前を付けるとき、 ファイルを開くときなどにでてくる小さなウインドウのことです。 この小さなウインドウは、「これでよいですか」「はい、よいです」、「どれにしますか」「これにします」 というようなときに出てきたり、出させたりして対話を行います。 ダイアログボックスは、ウインドウの一種ですが、何かのソフトウェアが起動していないと表示されないという特徴があります。 親となる大もとのソフトウェアがあり、そのソフトウェアの各種操作の場面で補足的に現れるものです。 例えば、印刷するときにはプリンタの設定や用紙のサイズを選択するダイアログが、 ファイルを保存するときには、ファイルの保存先のフォルダを指定するダイアログが表示されます。 また、ファイルを削除するときに「はい」「いいえ」で確認を求めてくるのもダイアログです。 ダイアログボックスはその作りから、大きく分けて三つの種類があります。 一つ目は、「はい・いいえ・キャンセル」などの項目を選択するものです。 二つ目は、「テキストボックス・スピンボックス・リストボックス・コンボボックス・チェックボックス・ ラジオボタン」などの設定項目があるものです。 三つ目は、一つのダイアログボックスの中に複数のページがあるものです。 ダイアログボックスのほとんどは、上記の二つ目のタイプのものです。 各項目を理解することによりパソコンの操作が、よりスムーズに行なえるようになります。 「テキストボックス」 文字を入力するところで、ファイル名や検索語を入力するときに使います。 「スピンボックス」  テキストボックスとほぼ同じですが、入力する文字が数字に限定されます。  (上下矢印キーでも数字の変更が行なえます。) 「リストボックス」 選択肢が一覧 表示されていて、上下矢印キーで選ぶことができます。 「コンボボックス」  リストボックスとほぼ同じですが、テキストボックスのように文字を入力できるものもあります。 「チェックボックス」 「そうするか、しないか」を決めるところです。 チェックの[On/Off]の切り替えは、スペースキーで行ないます。 「ラジオボタン」 いくつかの選択肢の中から一つを上下矢印キーで選択します。 ダイアログボックス内での項目移動は、タブキーで行ないます。 シフトキー プラス タブキーで、項目の逆回りをします。 複数のページがあるダイアログでのページの切り替えは、コントロールキー プラス タブキーで行ないます。 コントロールキー プラス シフトキー プラス タブキーで、ページの逆移動をします。 「スピンボックス・リストボックス・コンボボックス・ラジオボタン」などでの項目の選択は、上下矢印キーで行ないます。 チェックボックスでの[On/Off]の切り替えはスペースキーで行ないます。 このような基本的なキー操作や名称・用語を覚えておくことはとても大事になります。